ウェルネス用語

レジリエンスとは?折れそうなときに「また立てる」ための考え方

2026-05-05

「折れない人になりたい」——そう思ったことはありますか?でもレジリエンスとは、折れない力ではなく、「折れてもまた立てる力」のことです。

英語の "resilience" はもともと物理の用語で、ゴムが元の形に戻る性質を意味します。心の場合も同じで、困難なことがあっても、時間とともに回復して前に進める能力のことを指します。「心理的回復力」とも呼ばれ、今では職場のメンタルヘルスやウェルネスの文脈で広く使われるようになりました。

「強い人だから立ち直れる」は誤解

レジリエンスが高い人は、傷つかない人だと思われがちです。でも実際は、傷ついても時間をかけて回復できる人のことを指します。

落ち込んだり、疲れ果てたり、もう無理だと感じる——そういう経験はレジリエンスがないからではありません。むしろ、そこからどう立て直すかがレジリエンスそのものです。「つらいのに耐えること」でも、「感情を持たないこと」でもありません。

こんな場面で気になりやすい

レジリエンスという言葉が気になるとき、こんな状況にいることが多いかもしれません。

仕事でミスをしたとき 失敗が頭から離れず、ずっと引きずってしまう。次に進もうとしてもなかなか気持ちを切り替えられない。

関係がうまくいかないとき 友人や家族との関係で傷ついて、人と関わるのが怖くなってしまう。

生活が大きく変わったとき 引越しや転職、別れなど、環境が変わってから気力が出なくなった。

どれも自然な反応です。そのうえで、少しずつ自分なりのペースで動き出せたとき、それがレジリエンスが働いているということです。

日常で育てていくには

レジリエンスは生まれつきの才能ではなく、少しずつ育てていけるものだと言われています。

小さな「できた」を積み重ねる 大きなことじゃなくていいです。「今日も朝ごはんを食べた」「メールを一本返せた」。それだけで、自分はやれるという感覚が少しずつ育ちます。

一人で抱え込まない 誰かに話す、相談する、「つらい」と伝える——それだけで、気持ちが少し動き出すことがあります。人とのつながりはレジリエンスを支える大きな柱のひとつです。

自分を責めすぎない 落ち込んだり、休みたくなったりするのは当然のことです。「なんでこんなに弱いんだろう」と責め続けることより、「今は休みどきなんだな」と認めてあげることが、回復の近道になります。

回復のルーティンを持つ お気に入りのハーブティーを飲む、散歩に出る、日記を書く。つらいときに戻ってこられる「自分だけのリセット方法」を持っておくと、立て直しやすくなります。

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※本記事は情報提供を目的としたものであり、医療上のアドバイスではありません。