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バレリアンとは?眠れない夜に選ばれるハーブの話

2026-05-17

バレリアン(Valerian)は、セイヨウカノコソウという植物の根から作られるハーブです。ヨーロッパでは古くから「夜のハーブ」として親しまれており、特に心を落ち着かせたい夜や、眠れない夜の選択肢として愛用されてきました。

最近では、お酒なしで夜をリラックスして過ごしたいという人の間でも注目されることが増え、ハーブティーやサプリメントとして手に入れやすくなっています。

バレリアンの歴史

バレリアンの歴史は古く、古代ギリシャやローマの時代から薬草として使われてきた記録があります。中世ヨーロッパでは「オールヒール(全てを癒すもの)」と呼ばれた時代もあったほど、広く親しまれてきた植物です。

日本には江戸時代頃に伝わったとされており、漢方の世界でも「纈草根(けっそうこん)」として知られています。現在は西洋ハーブとして輸入品が流通しており、ナチュラル系の薬局やオンラインショップで入手しやすくなっています。

バレリアンの特徴的な点は、その独特の香りです。乾燥した根は少しクセのある土っぽい香りを持つため、「好きな人はとても好き、苦手な人もいる」というハーブでもあります。ティーとして飲む場合は、蜂蜜やレモンを加えると飲みやすくなります。

こんな夜に選ばれることが多い

バレリアンは、こうした「夜の緊張をほどきたい」というシーンで使われることが多いハーブです。

取り入れ方

ハーブティーとして 乾燥させたバレリアンルートをお湯で淹れて飲みます。一般的には就寝30分〜1時間前に飲むのが良いと言われています。苦手な香りを感じる場合は、カモミールやレモンバームとブレンドすると飲みやすくなります。

サプリメントとして カプセルや錠剤の形でも広く流通しています。用量はパッケージの指示に従うのが基本です。

チンキ剤(ティンクチャー)として バレリアンをアルコールで抽出したチンキ剤もあります。ノンアルコールで過ごしたい場合は、アルコールベースでないものか、水で大きく薄めて使うタイプを選ぶと安心です。

注意点

バレリアンは多くの人が安全に使えるハーブですが、いくつかの点に気をつけておくと安心です。

ハーブだからといって「何でも安全」ではありません。自分の体と相談しながら、試すペースを決めていくのが一番です。

実際に取り入れるとしたら

まずはバレリアン配合のブレンドハーブティーから試してみるのが取り入れやすい方法のひとつです。単品よりも飲みやすく、他のリラックスハーブの力も合わせて感じやすいです。

「寝る前の一杯のお酒」の代わりに、温かいハーブティーをゆっくり飲む時間をつくってみる——そんな小さな置き換えから始めてみると、夜の過ごし方が変わってくる人もいます。

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※本記事は情報提供を目的としたものであり、医療上のアドバイスではありません。